転職にあたって、この先自分がどんな仕事をしたいか考えた時に、人の生活に深く関わる仕事をしたいと思いました。丸八が取り扱う住宅設備、特にキッチンやバス、トイレなどは毎日必ず使うものなので面白そうだと感じました。
水道設備会社さんやガス会社さん、工務店さんなどがお客様になりますが、それぞれ求められることが少し違います。水道会社さんなら水回り設備、ガス会社さんなら例えばインターホンなどの故障した機器の取り替え、工務店さんなら新築やリフォームといった具合です。私が担当するお客様は水道会社さんが多いため、必然的に水回り設備の故障対応やリフォームが多くなります。仕事は、まず故障した住宅に行き、原因を調べることから始まります。その後、会社に戻って交換すべき部品を調べて見積書を作成し、注文をいただけばメーカーに発注するという流れです。
これまで最も嬉しかったのは、地元の大規模な公共施設の建設に携われたこと。お客様が入札に参加するということで見積り依頼を受け、上司に相談しながら悩みに悩んで見積りを出しました。注目度の高い大きなプロジェクトに参加できてワクワクしました。
とにかく現場に足を運び、自分の目で見て学ぶことを大切にしています。電話で聞けば済むようなことでも、できる限り現場を見るように心掛けています。同じ現場はないので行けば必ず新しい発見があり、自分の経験値が確実に上がるからです。経験が増えると、新しい依頼を受けた時に「あの時のケースに似ているな」と対応しやすくなります。あとは「分かったつもりになるなよ、調子に乗るなよ」と自分に言い聞かせています(笑)。お客様から聞かれたことに、多分こうだろうと曖昧な知識で回答するのではなく、しっかり調べて回答することが自分の成長にもなると考えています。
仕事の厳しさがありながらも、家族のような安心感がある場所です。身近に目標となる人たちがいて、追いつきたい、追い越したいというモチベーションも湧いてきます。